こんにちは、けい(@keisky5)です(^^)/
人気海外ETFの1つである「 VT 」について紹介します。
ETFは少額から分散投資ができ、リアルタイムで取引ができるのが特徴です。
VTとは
VTは、FTSEグローバル・オールキャップ・インデックスに連動する投資成果を目指しています。
FTSEグローバル・オールキャップ・インデックスについて
FTSEとは
イギリスの金融新聞であるファイナンシャル・タイムズ(Financial Times)と、ロンドン証券取引所(London Stock Exchange)が、合併会社として1995年に独立した組織として設立されました。
グローバルとは
ここでいうグローバルは、全世界や地球まるごとなどの意味を指しています。
オールキャップとは
オールは大型株(large caps) 中型株(mid caps)小型株(small caps)の全ての株を指し、キャップは時価総額 (market capital) を指しています。
時価総額とは
「 現在の株価×発行済みの株式の数=時価総額 」
例えば、現在の株価が1,000円で発行株式数が1億株の場合、時価総額は1兆円となり、企業の現在の価値を表す指標の1つです。
時価総額が大きいほど市場の価値が高くなるということになります。
インデックスとは
マーケットでのインデックスは、市場全体の値動きを示す指数や指標を指します。
まとめると、FTSEグローバル・オールキャップ・インデックスとは
FTSEが、世界中(グローバル)の、大型株~小型株の時価総額(オールキャップ)の株価指数(インデックス)を算出していることになります。
VTとは、そのFTSEグローバル・オールキャップ・インデックスをベンチマーク (基準点) にしているETFとなります。
ベンチマークとは
ETFや投資信託などが運用の指標としている基準のことです。
VT 基本情報
VTは世界に分散された投資をしているにも関わらず信託報酬が低いのが特徴的です。
VTの基本情報について
運用会社 | ザ・バンガード・グループ・インク |
信託報酬 | 0.08%(税抜き) |
分配スケジュール | 年4回(3月.6月.9月.12月) |
利回り | 2.40%(2016-2020年平均) |
投資先 | 全世界 |
ベンチマーク | FTSEグローバル・オールキャップ・インデックス |
売買単位 | 1株 |
設定日 | 2008年6月24日 |
※参考数値:the vanguard group参照 2021/6/16現在
信託報酬が0.08%と、低コストです。
100万を運用していたら、年間800円の信託報酬しかかかりません。
分配金は年4回もらうことができ、詳細は下記の通りです。
1株当たりの分配金 | 決算日 | 支払日 |
---|---|---|
$0.25310 | 2021年3月23日 | 2021年3月25日 |
$0.55240 | 2020年12月22日 | 2020年12月24日 |
$0.40250 | 2020年9月22日 | 2020年9月24日 |
$0.36000 | 2020年6月23日 | 2020年6月25日 |
$0.22050 | 2020年3月24日 | 2020年3月26日 |
※参考数値:the vanguard group参照 2021/6/16現在
VTの2020年1年間の分配金は$1.5354で利回りが1.90%となり、
平均分配金利回り(5年)は、2.42%となります。
VT 保有銘柄
VTがどのような銘柄を保有しているかを見ていきます。
VT 保有銘柄について
順位 | 銘柄 | 比率 |
---|---|---|
1位 | アップル株式会社(AAPL) | 2.63% |
2位 | マイクロソフト株式会社(MSFT) | 2.49% |
3位 | Amazon.com 株式会社(AMZN) | 1.82% |
4位 | 株式会社フェイスブッククラスA(FB) | 1.05% |
5位 | アルファベット株式会社 クラスA(グーグル) | 0.94% |
上位5位を占めていたのは、皆さんもご存じの巨大IT企業のGAFAM(グーグル・アップル・フェイスブック・アマゾン・マイクロソフト)です。
構成銘柄は9,000銘柄以上(2021年6月時点)となります。
VT 国別・セクター別構成比率
VTはどのような国・セクター(業種)に分散をしているのかをみていきます。
VT国別について
順位 | 国名 | 比率 |
---|---|---|
1位 | 米国 | 57.3% |
2位 | 日本 | 6.6% |
3位 | 中国 | 4.3% |
4位 | 英国 | 4.1% |
5位 | カナダ | 2.8% |
※参考数値:the vanguard group参照 2021/6/16現在
投資先は47ヶ国あり、アメリカが57.3%と半数以上を占め、その次は日本の6%、続いて中国の4%となります。
アメリカと日本で全体の60%程を占めていますね。
世界経済を動かすアメリカ、それだけ有力な企業が多いことが分かります。
VTセクター別構成比率について
順位 | セクター(業種) | 比率 |
---|---|---|
1位 | 情報技術 | 19.00% |
2位 | 金融 | 15.62% |
3位 | 一般消費財 | 12.25% |
4位 | ヘルスケア | 11.41% |
5位 | 資本財 | 11.02% |
※参考数値:the vanguard group参照 2021/6/1現在
巨大IT企業GAFAMの影響もあり、情報技術が19%となります。
回復に強いセクターが3割強を占めていますね。
現在のTOP5では、ある程度のセクター分散がされている印象があります。
しかし四半期ごとにリバランスがあるので、今後の動向も要チェックです。
VTのチャート(2021年6月19日現在)ですが、現在は101ドルで綺麗な右肩上がりです。
※楽天証券参照
VTの設定日が2008年6月なので、リーマンショック・コロナショックを経験しているETFですね。
VT まとめ
このようにVTを購入すると世界経済をまるごと投資することができます。
日本単体でみると少子高齢化で長期的な成長は期待しにくいですが、世界経済全体で見ると高い可能性で成長していくと予想されています。
VTは1株から購入できるので、101ドル(日本円にて約11,000円)で世界への投資が可能です。
これからの世界の成長が期待されるので、長期投資向きのETFと言えますね。
アメリカの代表的企業の中の高配当80銘柄が選定されてるSPYDについてこちら。
-
【SPYD】SPDR ポートフォリオ S&P 500 高配当株式 ETF【SPYDとは?】わかりやすく解説
こんにちは、けい(@keisky5)です(^^)/ 人気海外ETFの1つである「 SPYD 」について紹介します。 ETFは少額から分散投資ができ、リアルタイムで取引ができるのが特徴です ...
続きを見る
ETFを購入するには、証券口座の開設が必要です。
SBI証券選ばれる5つの理由
住信SBIネット銀行と連携させることでお得にサービスを受けることができるのが特徴です。
最後までご覧いただきありがとうございました(^^)/