こんにちは、けい(@keisky5)です(^^)/
人気海外ETFの1つである「 QQQ 」について紹介します。
ETFは少額から分散投資ができ、リアルタイムで取引ができるのが特徴です。
このブログで分かること
・QQQについて分かりやすく解説
・QQQの株価が上昇した理由
・QQQは今後も成長していくのか
QQQとは
QQQは、ナスダック100指数に連動する投資成果を目指しています。
ナスダック100指数について
ナスダックとは...
正式名称はNational Association of Securities Dealers Automated Quotationsで、一言でいうと「全米証券事業協会による自動価格見積り」という意味になります。
大きく意味は2つに分かれ、以下のようになります。
・National Association of Securities Dealers
⇒ NASDは全米証券事業協会を指し、投資家保護のルールを定めている団体です。
・Automated Quotations
⇒ 自動化された価格見積りを行っています。
つまり、ナスダックとは、全米証券事業協会が運営している電子取引が可能となったアメリカの証券会社となります。
このことにより1971年以前は株式の取引は紙で行われていましたが、ナスダックの誕生により紙から世界初の電子取引が可能となり注目を浴びました。
100指数とは...
ナスダック上場企業のうち、代表的(時価総額が高い)な100社を指しています。
100銘柄のうち金融セクターを除外し、流動性が高い時価総額上位100社で構成されています。
時価総額とは
一言でいうと、企業の価値を表しています。
時価総額が大きいほど企業の価値が高く、低ければ企業の価値が低くなるということになります。
つまり、ナスダック100指数とは、アメリカの証券会社の1つで金融以外の流動性のある時価総額上位100銘柄で構成されています。
QQQ 基本情報
QQQの信託報酬は、VTやVTIの様な超低コストではありませんが、0.2%と低コストのETFです。
QQQ基本情報について
運用会社 | インベスコ・パワーシェアーズ・キャピタル・マネジメント LLC |
信託報酬 | 0.20% |
分配スケジュール | 年4回(3月.6月.9月.12月) |
利回り | 0.4% |
投資先 | ナスダック上場の時価総額上位100銘柄 |
ベンチマーク | ナスダック100指数 |
売買単位 | 1株 |
設定日 | 1999年3月10日 |
現在のQQQの株価は368ドルなので、1株4万程で購入できます。
(楽天証券:QQQチャート 2021年7月25日現在)
400万の投資をすると年間1万6千程(課税前)で、8千円の信託報酬がかかるので課税の事を考えると分配金は実質半額以下になります。
新型コロナの影響で巣ごもり需要が増え、ハイテク株を中心に驚異的な成長を見せました。
QQQは値動きが激しい大型ETFで、再投資重視の企業が多く配当利回りが高くない為、インカムゲインよりキャピタルゲインが狙えるETFとなります。
インカムゲイン:資産を保有し得られる利益のこと(配当金や分配金)
キャピタルゲイン:資産の売却によって得られる利益のこと
QQQ分配金について
リバランスは毎年1回の12月に行われ、分配金は年4回で支払われます。
1株当たりの分配金 | 支払日 |
---|---|
USD 0.39679 | 2021年7月30日 |
USD 0.39468 | 2021年4月30日 |
USD 0.56133 | 2020年12月31日 |
USD 0.38824 | 2020年10月30日 |
USD 0.42426 | 2020年7月31日 |
USD 0.36269 | 2020年4月30日 |
QQQ 保有銘柄
QQQはハイテク株を中心に分散投資されていることが特徴的です。
QQQ保有銘柄について
順位 | 銘柄 | 比率 |
---|---|---|
1位 | Apple Inc | 11.65% |
2位 | Microsoft Corp | 10.09% |
3位 | Amazon.com Inc | 8.60% |
4位 | Alphabet Inc | 4.07% |
5位 | Facebook Inc | 3.90% |
大型ハイテク株であるGAFAMの5銘柄のみで35%以上を占めています。
QQQはベンチャー企業が集まる市場ですが、ハイテク企業・最先端技術を有する企業など、多種多様な企業が上場してるのが特徴的です。
ハイテク株とは
先端的(ハイ)な科学的知識(テクノロジー)を使って、生活を役立たせる技術を持つ企業の株式のこと
QQQは時価総額の高い100社で構成されているので、ハイテク株を参照するように構成されていないのでご注意下さい。ハイテク株が結果的に時価総額が高いためQQQに構成されています。
ハイテク株は"グロース株"とも呼ばれ、利益などが成長し続けている企業の株を指します。
つまりQQQはハイテク株が主要銘柄となるため、ハイリスクハイリターンのETFとなり、値動きに注意が必要です。
例えば、アップルのアイフォンやフェイスブックのSNSも生活に役立つテクノロジーで時代の先をいっていますね。
日本企業でQQQに上場している、任天堂のスイッチや日産自動車の電気自動車などのテクノロジーも同様のことが言えます。
このようにQQQでは大型ハイテク株が中心に構成され、アメリカの有名企業に集中投資できるETFとなります。
QQQ セクター別構成比率
QQQはのセクター別構成比率をみていきます。
QQQセクター別構成比率について
順位 | セクター(業種) | 比率 |
---|---|---|
1位 | Information Technology | 48.44% |
2位 | Communication Services | 19.49% |
3位 | Consumer Discretionary | 17.01% |
4位 | Health Care | 6.58% |
5位 | Consumer Staples | 4.80% |
GAFAMが35%を占めていたことから、ほぼIT関連セクターで構成されています。
金融セクターは除外され、値動きの激しいセクターがメインとなります。
セクター別構成比率で1位であった情報技術や一般消費財は回復時や好況に強いセクターなので新型コロナの影響で株価は一時下がりました。
しかし巣ごもり需要によりアマゾンではオンラインで買い物をする人が増え、クラウドコンピューティングの利用が増加による恩恵を受け業績が上がる結果となりました。
生活を役立たせる技術を持つ企業(ハイテク株)の多くは、コロナ禍に柔軟に対応し業績を上げ、同時にQQQの株価を上げる結果となりましたね。
QQQ まとめ
時価総額の高いアメリカの有名企業(主にGAFAM)に集中投資したい方はQQQとの相性が良いです。
今後は電気自動車へのシフトによりQQQに上場しているTeslaやGAFAMの存在は更に大きく伸びていき、キャピタルゲインの期待はできると考えています。
しかし同時にQQQはハイリスク・ハイリターンの銘柄の集合体ETFである為、急落しやすいリスクもあることを意識しておきましょう。
商品分析を行った結果と自分なりの意見を発信しています。
投資にはリスクがあり、投資をする際には最新の情報を調べた上で、自己責任で投資判断をお願いいたします。
ETFを購入するには、証券口座の開設が必要です。
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最後までご覧いただきありがとうございました(^^)/